「とんぼがすみやすいまちにしたい」
「カメといっしょにすてきな未来へ」
たくさんのトンボや生き物が暮らせるように、きれいな環境を守っていくことの大切さを学び、それを素直な感性で表現している、とても優しい気持ちにあふれた作品です。大きな二匹のトンボ、その背後には鳥、チョウチョ、人が暮らす家、そして、緑の木々があって、生物多様性をやわらかい色合いで上手に描いていますね。
多様な生物たちはすべてがつながっていることを表しています。空を自由に飛んでいるトンボも、実は川の水と深く関係していることも作者は知っています。それぞれの大きさに変化をつけて、画面に奥行きを感じさせる高度なテクニックも使われています。野原を自由に楽しそうに走り回る鶏は、実際より多くの足を描くことで走っている動きを強調しています。
トンボがたくさんいるのは川がきれいだからというのはその通りです。教えてくれたひとに、ありがとうとお伝えください。そしてトンボがいなくなってもかまわない、と思っている大人には、それはダメな考えなんだよ、トンボがいなくなる社会はいずれ人間もいなくなるんだよ、そんなこわいことになったら大変でしょう、だから川をきれいにしようね、ということを大人に教えてあげてください。
平和、幸福、生物多様性という、地球や人類にとって重要で普遍的なテーマが、とてもカラフルかつユニークな構図で表現されており、観る人を魅了する作品です。エコメッセージも、絵画とともに、長い年月をかけてでもすてきな世界を希求し続ける大切さが伝わってくるものになっています。
「亀は万年」というおめでたいことわざを引用し、奥深いテーマとなっています。一万年前の人類は、まだ環境破壊とは程遠く自然と共存していたと思われます。それをカメの黒い瞳が語りかけています。甲羅の上に自分で作った中間色の絵の具で描かれた明るくハッピーな世界は、バックの白がより鮮明に効果的に見せています。描かれているすべての生き物が楽しそうで素敵です。
暗くなりがちな世相の中に希望を提示してくれたような救いがありました。多くの命に幸あれとのメッセージを受け取りました。この絵を描いてくださって、ありがとう。
「みんなの森」
「海の未来は…」
エコメッセージに書かれた思いが、そのまま素直に絵画に表現されています。かわいらしい鳥や動物たちが豊かな森や草原で幸せそうに暮らしている様子を、やさしい色合いと視線で描いていますね。この絵を観る人を幸せな気持ちにしてくれる、そんな作品です。
みどりを基調とした画面の中には、小さな生き物たちが活発に動いていることが表現されています。楽しそうに遊ぶもの、えさをくわえて運ぶもの、巣に戻り小鳥たちにえさを与えている親鳥など、見れば見るほど物語が増えていきます。色使いも工夫され、水彩絵の具によって、きみどりと水いろを重ねてみたり、乾かないうちに絵の具をのせてにじむ色を使ったり、楽しく表現されていた様子が画面から伝わります。
気ままに描いた自由さがたっぷりあるのに、いきものの表情がとても細やかで活発でまるで声が聞こえるようです。ただ並べて描くのではなく、ストーリーや関係性まで描かれていて、感心します。水彩の配色のリズム感もとても楽しく仕上がっています。きっと描いている時楽しかったんだろうなと思いました。これからも絵を描く楽しさをずっと忘れないでいてください。
人間が環境中に廃棄したゴミが海を汚し、海の生き物に悪影響を与えるだけではなく、人間自身にそれがかえってくるということを、的確かつユニークに表現している素晴らしい作品です。漁師さんたちの様子、ゴミばかりが絡まる漁網、海底の様子、海や背景の色…これらすべてが相まって、事の深刻さを効果的に伝えてくれています。
実際に漁網でサンゴなどを根こそぎ壊しながら、サンゴなどに隠れて暮らしている商品価値の高い魚を大量にとることも環境問題になっています。この絵の海の色は何となくくすみ、網にかかっているものはすべて人間が捨てたゴミです。まだ網にかかっていないゴミも画面からはみ出すことで無限にあることを感じさせます。漁師さんたちのやるせなく切ない複雑な思いと、自分は決してこのような原因を作らないという決意が描かれています。
おや、なんだろう、と人目を引くところがこの絵の素晴らしいところです。海で働く人も海のゴミにびっくりして困っているだろうという、人と自然の両方に思いやりという想像力が働いているのが、いいところです。小さいけれど、船の上で網を引いている人の表情がとても印象的です。困っていたり、驚いていたり。丁寧に描いたので、よく伝わりました。これからもその調子で、描いていってください。
※ 学年ごとに五十音順で掲載しています
「過酷な未来」
「それでいいの?私達」
「周りの様子、見えていますか?」
「見えないごみ」
「地球温暖化の原因!!」
「しんどくなったお兄ちゃん」
「地球のことだよ。」
「地球温だん化のせいで」
「地球温暖化が進みすぎると」
「美しい未来」
「海のゴミ」
「電気を使えるのはあと少し?」
「切ってしまったら…」
「心・命・流れる時間!」
「人間と動物の進む道」
「いなくなっていく海の生き物」
「森林は大切にしよう。」
「人類と地球の戦争」
「ゴミのぎゃくしゅう」
「残食をなくして」
「最後は同じ」
「よごれた海でも生きている」
「大気汚染をくり返す街」
「とつじょふるかみなり」
「こんな世界は、いやだ」
「環境はかいは私達の生活から」
「風よとどけ」
「魚の中身は?」
「2050年の海」
「かんきょうおせん」
「灼熱のオアシス」
「差別の無い世界にしよう」
「もうおそい」
「ゾウと人間が協力」
「人間のしわざ」
「写真とはちがう「けしき」」
「森林伐採」
「居場所」
「これはうそかほんとか知りえない」
「食べ物を大切にしよう。」
「荒れ果てた地」
「海の世界」
「地球おんだんか、水の少ない世の中」
「のこさないで!」
「ゴミと魚の共同世界?」
「森のかけはし」
「〝2030年〟」
「マイクロプラスチックのおそろしさ」
「木を大切にする屋上庭園」
「花を咲かせる戦車」
「チェンジ」
「ポイ捨てやめよう きれいな海へ」
「動物のすみか」
「ゴミのゆくえ」
「北極からのSOS」
「未来にとどけるクリーンバッタ」
「きれいな未来へ」
「くるしんでいるいきものたち」
「「ごみ」でいっぱいになった世界」
「自然学校春の野原ち」
「他国の世界じょうきょう」
「田んぼ」
「どちらに向っていくべきか」
「どろ水をのむ人」
「生き物をたいせつに」
「一つのテーブルで」
「クリーンな未来を私達の手で!」
「君たちは生きて。」
「独りはつらい」
「笑顔の海と食じ」
「さばくになった世界」
「緑をふやそう!!」
「しあわせな未来の森」
「水まき」
「お水はどこなの!はっぱはどこなの!」
「海の内面」
「人間のこうかい」
「世界を守るために」
「どうぶつや虫もみんなのなかま」
「あれた森」
「ゴミの畑」
「人るいのきき」
「海のゴミをへらそう。」
「死んでいく動物」
「1人1ぴき1本にいのちはある」
「やさしい世界のみんな」
「森林ばっさい」
「お茶」
「むしにかこまれている」
「地球を大切に」
「動物がすむ場所」
「海のようす」
「植物も、人も、よろこんでいるせかい」
「元気いっぱい」
「かめさんが大へん!」
「水をたいせつに」
「虫のらくえん」
「しぜんをたいせつにしよう」
「ひなが生まれた」
「水がへっていく絵」
「しあわせなせかい」
「木をきると」