「みんなでなかよく海の中」
手のひらや足裏のかたちを使って海の生き物を表現した、とてもかわいらしい作品で、思わず笑みがこぼれてしまいました。幸せそうに暮らす多様な海の生き物たちの様子が、子どもらしい技法で上手く表されています。生物多様性が重要であることやそのために人の手によって海を汚すことがあってはならないことなどを理解して、では人間は何をしたら良いのかについても考えるきっかけにしてもらえればと思います。
クレヨンが水彩絵の具をはじく性質を使って、また手のひらや足の裏に絵具をつけてスタンプしタコやイカの海の生き物を描きました。そのスタンプには、周りの人の協力があっていろいろなサイズになっています。いつまでも海がきれいでいてほしいという願いが、青い海の色を塗る筆使いにも感じられます。
魚に表情がついていると思って、ふっと踏み込んでよく見てみると、手形で描いているんですね。人間と魚の関わりを見る人に想起させる力があって、魚の表情も良いし、それだけではなくて、イカとかも描いてあって、楽しそうで和気あいあいとしている感じが、きれいごとではなく、体感的に感覚的に出ていて面白いなぁと思いました。
「ぼくとなか間たち」
真っ赤なお日様のもとで、木々や鳥たちに囲まれて楽しそうに過ごす子どもたちの様子が表現された、個性的な作品です。自然も動物も人間もともに仲良く過ごす、こんな幸せな日々がいつまでも続いてほしいという思いが良く伝わってきます。人間が他の生物とともに仲良く暮らしつづけるにはどうしたら良いのか、ぜひ考えてみてくださいね。
中央に描かれた三人の笑顔には、仲間といると楽しくうれしいという気持ちが見る者に確実に伝わってきます。後ろに描かれた木や鳥や太陽もみんな仲間であると言っています。お決まりの茶色ではなく、ピンクと青の絵の具を重ねた地面の表現には、作者の普段からの観察力がうかがえます。
まず、ユニークなのは、太陽が大きく描かれていて、描き方が二重になっていたり、それが格子状になっていたり、不思議な太陽になっているところです。また飛んでいる鳥の線が入っていたり、あるいは塗りつぶされていたり、人も体が伸びていたり。描いた人の気持ちのポジティブとネガティブの両方が含まれているみたいで面白く、なかなか考えさせられる絵です。
「ぼくの宝物」
人々の生活と自然環境とが共生している、日本のすばらしい里地里山の原風景のなかに、作者とその家族が描かれており、見ていてほのぼのとした気持ちにさせてくれる作品です。日本の各地で失われつつある里地里山を守って、50年後もそしてその先もこの作品にあるような風景を見つづけられるようにするには、どうしたら良いのでしょうか。ぜひ考えてみてください。
一見あっさりと書かれた表現にも、人物や植物、動物などの描写に、正確な観察による、気持ちのこもった丁寧さが見えます。それは作者の、テーマに対する思いの強さの表れです。世の中の状況が激しく変化していく中、自然や愛情など大切なものはずっと失いたくないと、われわれ大人が見習わなければならない主張が伺えます。
よく観察して描かれていて、体験に基づいていると思います。真ん中で手を広げて自慢気な自分の顔が描かれていて、ビワの葉っぱの色もとてもリアリティがあります。ミカンの描き方も立体的で、コラージュ的に描いていますが、里山を大事にしたいという気持ちが素直に描かれていて良いなと思います。色の使い方が斬新。おじいさんかお父さんがビワをとる木が妙にリアルに描かれているところが好きです。
「こん虫のもり」
カラフルかつダイナミックに、いろいろな形や大きさの昆虫が描かれています。こんな昆虫たちがいる森を想像しただけで、ワクワクしますね。たくさんの種類の昆虫たちが暮らす森って、どんなところなのでしょう。昆虫以外にもどんな生き物が暮らしているのかな。どんな種類の植物や木々があるのかな。昆虫の暮らしを支える森のしくみについても調べて、どうしたら森を守ることができるのか考えてみてくださいね。
この絵の中には何匹の昆虫がいるのでしょうか。その昆虫たちもそれぞれが特徴を持ち同じものはありません。作者の昆虫に対する思いの強さを感じ取ることができます。水彩絵の具を巧みに水の量を調節しながら、色を混ぜ重ね微妙なトーンを作り出し、直接画用紙に描く高度な技法は、画面を美しく仕上げています。
この作品の面白いところは、虫がぎっしり描かれていて、少し抽象画のように滲んでいますが、気にせずガンガン描いているところです。勢いがあって賑わいがありますね。本能的な絵。単純ですが、生物多様性ということを描いています。虫と聞くと「嫌い」という人もいますが、そうではなくて、虫だらけ、虫がぎっしりというところがメッセージになっているんですね。
「自然を大切に」
「自然を生かす」
「いじめのない平和な世界をめざして」
「グリーンカーテン」
「自然」
「プラスチックから海を守る」
「雨からのマイクロプラスチック」
「美しい海と生き物」
「一っ飛びの使命」
「海が泣いている」
「いつまでも」
「生き物を守るために」
「川と森と自然」
「Ecoの未来へがんばろう」
「カラフル・オーシャン」
「水をきれいに」
「大切な水し源」
「うまれ変わろう地球の環境」
「自然豊かな町」
「みんなの地球」
「未来につなぐ大空」
「豊かな森を守るためには」
「キレイな海」
「やっと水を・・・」
「いまもうつくしき花。」
「みんなが みんなで」
「安心して食べられる朝ごはんを 未来にもとどけつづけたい」
「魚がすめる海」
「ウミガメしくしく」
「しあわせの水」
「魚がたくさんいる、きれいな海」
「いろんな魚がいる平和な海。」
「とびらの向こうは 今とちがう」
「豊かな自然とコウノトリ」
「たすけて!!」
「自然と人」
「しぜんいっぱいの森」
「しぜんゆたかなくに」
「川はきれいに」
「森」
「まもりたい、わたしたちの海を」
「ほたるがすめるきれいな川」
「水を大切に」
「ぞうのきばは、ぞうのもの」
「みんながたのしくすごしている町」
「とてもあつい国」
「ある日の夕日」
「世界中の子どもたちで 大好きな海を守る」
「みんなしあわせ」
「ほしをいっぱいみる」
「山にごみをすてないようにしよう」
「みらいのエコショッピング」
「海をピカピカに…」
「エコゆうえんち」
「みらいのたねまきエコカー」
「さかながいっぱいのうみ」
「うちゅうじんもビックリ!きれいなちきゅう」
「たくさんの いきものが およぐうみ」